楽器を高く売るには?
使わなくなった楽器はそのまま家に置いていても宝の持ち腐れです。「誰か大事にしてくれる人に譲りたい」「できるだけ高く売りたい」そんな希望を叶えるにはどのような点に注意すればいいのでしょうか?
◆ 中古楽器の買取相場
中古楽器の値段は、楽器のメーカー、種類、型式などによっても大きく異なります。楽器買取サイト等でメーカー、種類、型式を入力すると買取相場を算出するサービスを提供していることもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。複数サイトで検索してみても結果が出ないという場合は、どのショップでも買取実績がない可能性があります。そうなると、実際の査定見積もりを信じるしかなくなりますが、できるだけ信用できる買取専門店を見つけたいところです。
中古楽器の査定基準
そもそも中古楽器の査定額はどのような基準で決まるのでしょうか。納得の行く取引をするためにも、まずこの基本知識をしっかりとおさえておきましょう。
◆ 傷や汚れの有無
楽器はどうしても使っているうちに傷や汚れができるものです。愛着を持って使用していた楽器ほど新品同様の状態というわけにはいきません。それだけ楽器としては優れていた証しとも言えるでしょう。しかし、買う側としてはたとえ音色に問題がなくても、目立つ傷があるようなものは避けたい気持ちになるのも仕方のないことです。
◆ 付属品の有無
どんな楽器でも何かしらの付属品があるものですが、中古楽器を買う人にとって付属品が揃っているかどうかも大変気になるところです。純正品の付属品が欠けのない状態で揃っていれば、それだけで価値もアップします。もし、カスタムで特別な付属品を購入していれば、さらに高く買い取ってもらえる可能性があります。逆に基本的な付属品さえもどこかになくしてしまっている状態では安値での取引になってしまうかもしれません。
◆ 楽器の製造年
楽器がいつ製造されたのかも査定の大きなポイントです。古いほど壊れやすく、技術的にも一昔前のものになってしまうため安くなってしまいます。しかし、逆にアンティークやヴィンテージとして価値があるぐらいになれば高額取引も夢ではありません。
中古楽器を高く売るための注意点
中古楽器をできるだけ高額で売却するには、いくつかのポイントがあります。まず、可能な限りきれいな状態にしておくようにしましょう。売却が決まってから掃除をするのも大事ですが、それだけでは不十分なこともあります。普段から大切に扱うように心がけてください。買取査定前に楽器を拭く時には、薬品を使わないようにしましょう。特に木製の楽器は状態が悪化してしまうことも多いので、乾いた布で拭く程度にすることをおすすめします。見た目だけではなくチューニングをしてくことも状態の良さを印象づけますので、忘れずにしておくようにしてください。
また、本体だけを売り、付属品は手元に残すという考えもおすすめできません。次に同じ種類の楽器を買い替える予定にしていたとしても「次の楽器で使おう」などと考えてはいけません。付属品はあくまでも本体のセットとして一緒に売却するようにしましょう。付属品だけではなく説明書、保証書なども付いているか否かで査定金額は大きく違ってきます。できるだけ買った時と同じ状態に戻すように心がけてください。
「楽器を売ろう」と、思ったならば少しでも早く行動することも大事です。発売されてから時間が経つほど、査定価格はどんどん下がっていきます。使わない楽器をいつまでも手元に置いておいてもメリットは何もありません。思い立ったが吉日と言えるでしょう。ただし、ショップによっては買取強化キャンペーンを行っている場合もあるので、タイミングを見計らうのも大事です。
中古楽器を売る時の注意点
最近では街中でリサイクルショップを目にする機会も多いため、楽器の買取をお願いしようと考える人もいるかもしれません。しかし、リサイクルショップに中古楽器を売るのはやめましょう。なぜならば、リサイクルショップでは楽器に関する専門知識を持たない買取担当者が査定を行うことがほとんどだからです。本来ならば高額で買い取ってもらえたはずの楽器なのに、小さな傷ひとつで二束三文の値段になってしまうこともあるので注意しなければいけません。
楽器の買取をお願いするならば、楽器買い取り専門店を利用することをおすすめします。大切に扱ってきた楽器を専門のプロが査定してくれるので安心ですし、相場から見てもおかしくない値段に落ち着くはずです。しかし、楽器買取専門店でも出張買取、店舗買取、宅配買取をしているところがあり、どこにしようか迷うところかもしれません。そんな時におすすめなのが「奏屋」です。出張買取、店舗買取、宅配買取の中から好きな方法を選択することもでき、大変便利です。買取相談の申し込みは電話かメールで受け付けているので、まずは気軽に利用してみてはいかがでしょうか。